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ITベンチャーで広報の立ち上げをやっています。当ブログに記載されている内容は個人の考えであり、所属先の公式な見解を表すものではありません。

広報LT大会 #PRLT で発表したら、ものすごい学びとありがたみを痛感した話

先日、広報LT大会でお話しする機会をいただきました。その時の学びが深かったのでまとめます。

 

広報LT大会とは

エンジニア文化であるLT(ライトニングトーク)を、広報の方々が集まって行う会です。広報担当者のアウトプットやノウハウのシェアを目的とし、これらを通じて広報について考えていく場になっています。

 

広報LT大会#PRLT - connpass

 

広報LT大会を2年運営して気づいた会社を超えたコラボレーションの秘訣

 

広報LT大会が初めて行われたのは2年前、先日の会で12回目でした。私はその初回から比較的頻繁に伺っていたのですが、発表は今回が初めてでした。

 

話す前

私とお付き合いいただいている方の一部はご存知かと思いますが、いま所属会社で社内LTを主催しています。同じくプレゼン時間は5分。隔週で2年半ほど、これまで45回やっている中で私も5回くらいは発表したことがありました。

※施策の狙いはプレゼン力向上だったり社内コミュニケーションだったり。会社ブログに色々書いています。

失敗に失敗を重ねた「定例会」の取り組み | ノヴィータWantedlyブログ

 

 

なので、プレゼンそのものには少しずつ慣れたかなと思っていたのですが

 

もうほんっっっっっと比じゃないくらい緊張しました。

 

確かにオーディエンスは倍くらいいるものの、発表自体はしたことあるからもうちょっとちゃんとやれると思っていました。。社内の取り組みってだけでやっぱり無意識な安心感があるんですね。

断っておきますが広報LT大会は、運営の方々のご尽力あって本当に温かい場です(今日はこれを書きたいだけのブログです笑)。反応もしてもらえるし、拙いからといって何か言う人もいない。そんな場ですら緊張したのだから、他の場では絶対もっとダメだったよなーと。

今回は持っていった話もちょっと変化球型のものだったのと(共感を得にくいかもと予想していた)、内容も詰め込みで5分に収まるか微妙で(そして大幅オーバー。すみませんでした)、冒頭で時間がかかりすぎた結果焦りが増し、最後は半分パニックになってしまいました。そもそも社外の発表が初なのだから、何があっても自分が安心できるように、5分に絶対収まるようなボリュームにするとかの、自分の心理的余裕を保つための工夫を先にしておけばよかったなと反省。

すごく迂闊でした。でも、その失敗を温かく受け止めてくれる広報LT大会はやっぱりすごいし、ここで失敗経験を踏めてよかったです。

 

話した後

端的に言うと、中小企業でなんとか自分の存在意義(広報意義までいかない)を確立させるために効果があった取り組みの話だったのですが、想像以上に色々な方に興味をお持ちいただけてすごく嬉しかったです。お世辞にも広報意義まで辿り着いていない話だし、部門として広報が確立している会社には起こり得ない(多分)泥臭い話だったのですが、やってきたことを肯定してもらったようでとてもうれしくなりました。

 

私がいま会社でやっていることは、広報という分野とは少し外れているかもしれないと思いつつ、どの会社でも続いていくためには欠かせないものだと自負していたので、何らか社会に還元したいと1〜2年前から思っていました。ですが余裕がなかったり自信がなかったりまとめられなかったり、動くことは全然できていませんでした。。

とか書くともっともらしいですが、とにかく外にぶつけて何か現実を知るのが怖かったのです。

今回LTしようと思ったきっかけも、運営の皆さまが「発表どうですか」とお声をかけてくださったことでした。初回から何回も伺ってたからな。。それでもそこから葛藤し葛藤し、実際の申し込みに至るまでにも時間がかかりました。

あの時声をかけていただかなかったら今はない、絶対。これだけは言える。勇気を持って発信してよかったし、失敗できてよかった。今まで迷って迷って怖がっていたけどやりたかったことの間口をすこし広げられた、非常に大きなきっかけになりました。

 

今思うこと

ひとことしかない。

ほんとこんないい場はないと思う、だからみんなアウトプットするといいのに!

という、とても人ごとな発言をしてみる。私も実行するまですごい時間かかったので敢えて、自分の身を省みて発言させていただきました。ほんと偉そうですみません。でもこんなホーム感のある場は他にないです。来てみればわかるし、LTすれば痛感する。

聴講者参加でも十分ありがたい場なのですが、LT登壇のありがたみが大きすぎて半分くらいかもしれない。聴講者参加で既にありがたいと思っている人ほど登壇した方がいいとすら思う。アウトプットからの広がりをもっと知ってほしいです。

 

ちょっと逸れるかもしれませんが、発信は怖い、と思っている人向けの、研究結果ブログをいつか書こうと思っています。私は広報なのに発信が苦手で、、周りの広報さんを見てても社交的な方ばかりだし、ずっとコンプレックスで悩んできました。自分の経験を考えても、発信のおもしろさまで多分少しずつならいけるはずだから、広報向けでなくても処世術として知ってほしい。

私はあんまり広報として真ん中を攻めるタイプではないですが(まあ引っ込み思案でコミュ症な時点で察し)、広報活動に役立つかもしれないニッチなことを科学していきたい。コンプレックスだらけの、引っ込み思案広報でもやれることがあると証明したい!

 

というわけで

今回LTで発表した資料は以下です。ぜひ、中小企業で広報立ち上げで、存在意義がわかってもらえず居づらくて苦しんでいる方のご参考になれば嬉しいです。

 

バックオフィスもいない30人の会社に飛び込んで、3年半かけてやったこと #PRLT

 

今の会社では人事的な動きもしているのですが、広報と人事ってアウトプットが違うだけで通っているロジックはほとんど同じなのではとよく思います。その割に学ぶ場が分かれているのがすごく気になっているので、ここの間のテリトリー、もっと攻めたいです。

 

LTで反応があったことに勇気付けられて(単純)、今後PR Tableさんが提唱するPR3.0を探求したくなり、11月に開催するカンファレンスやそれまでのイベントボランティアスタッフとして参加することにしました。こちらもこのタイミングでなかったら、応募してなかったかもしれない。他のボランティアスタッフさんも熱意のある方々ばかりなので、すごく濃い学びが得られるような気がしてわくわくしています。学びがあったら随時アウトプットします。

 

 

最後になりましたが、今回、発表の場をいただき、私に大きなきっかけを作ってくださった広報LT大会の運営のみなさま、本当にありがとうございました!