「そこまで攻めない広報」勉強会レポート
先月末のことになりますが、ジオコードというWEBマーケティングの会社で広報をされている加藤さんの広報手法について勉強しに伺いました。
こちらの会社で有名な福利厚生は、いろいろある中でも「サッカー休暇」と「無料軽食制度」。
特に「サッカー休暇」はワールドカップの開催時期に、テレビ6局12番組、新聞6紙9記事、WEB8媒体10記事に露出したとのこと。取材依頼自体はもっとあったそうで、広報のことをご存知だとわかるのですが、IT企業ではなかなかない数です。
「そこまで攻めない広報」のポイント
この勉強会でたくさんのことを学びましたが、特に以下のポイントが心に残っています。
絵作りできることをGoogleストリートビューでアピール
一般にIT企業の広報ネタは絵にならないので(サービスがPCやスマホの中で完結してしまうので動きが少ない、わかりにくい)取材されにくいと言われています。
Googleストリートビューで「絵作りできるよ」アピールをするというのは、私の中にない発想でした。ジオコードさんの場合は会社全体でおもしろいことを奨励する雰囲気があって、ブログ掲載の写真ではなくてよりオフィシャル感のあるGoogleストリートビューで「おもしろい雰囲気を伝える」ことによって、本気でおもしろいことが伝わりやすいのかなと。実際のGoogleストリートビューを見ればわかると思いますので、ぜひご覧ください。
インターネットを活用した情報発信を行っておく
加藤さんいわく、ブログなどインターネット上で発信することによって取材依頼につながったりするそうです。私自身も前職で同じような経験があるので確かに効果的だろうなと思うのですが、いろいろ状況が悪く自分はできていないなあ、、(反省)
また、会社のTwitterアカウントがあると広がりがあるとのこと。大手企業のTwitterアカウントと絡むことができたそうです。
露出しやすいストーリー
「時事ネタ・季節ネタ・政策」 × 「自社のサービス・商品・社内制度」
というのが大切だそうです。その上で、「いい画(動きがあるもの)がとれるか」「オリジナリティがあるか」「意外性があるか」「運」も大切になってくるとのこと。
すでにストーリーがメディア(取材依頼側)にあるのか、こちらからストーリーを料理して届けるものなのかも見極めていらっしゃるそうです。そこは確かに、担当者によって作り方は違うだろうなと改めて気づきになりました。
メディア対応の心得
メディアの方の立場になったつもりで振る舞いましょうなどと習うことは多いです。が、なかなか「立場になったつもり」を想像するが難しいのではないかとも思います。今回の勉強会では、具体的な対応方法を教えていただきました。
- 「ご縁を大切にする」「忘れられないようにする」:信頼関係がとても大切な仕事だなというのは、自分の経験でも同感です。指名して仕事がくるような、信頼される仕事をしなければですね。。
- 「即レス即対応」「ゼロ回答をしない」:メディアはネタを欲しているので、自社にそのネタがない場合に一緒に探すというスタンスはとても大切だと思いました。
- 「取材スタッフを信頼して見守る」「何が撮りたいと思っているか察する」:メディア側は撮りたいものがある場合も多いので、それはむやみに止めないし、撮りたいものを察してその通りにすることもあるそう。もちろん、会社の方針などで止めざるをえないこともあると思いますが、できるだけ止めないという姿勢自体はメディアにとってありがたいと思うので、そのスタンスがメディアとの信頼関係にもつながっているのかもしれません。
とはいえ、取材対応をしている最中は、番組を意識するのではなく、視聴者を意識するということも大切にされているそうです。
従業員ファーストであることを忘れない
今回は福利厚生から取材を獲得した話だったので、最後にこのことをおっしゃっていました。確かに、目立つ広報ネタとして存在しているだけでは従業員のためにはならず本末転倒です。「広報ネタとしての福利厚生ではなく、そもそもは従業員が働きやすくなるための福利厚生である」ことは忘れてはいけないなと。
また、取材対応では従業員に対応してもらうこともあります。広報してサービスが認知される方が従業員の方に還元されやすい(商材が売れやすくなる、商材への期待値を高く持ってもらうなど)ということもあるので、そういう意味でも「何らかメディアに出ればよい」だけでなく、広報活動を進めていく必要があると感じました。
まとめ
勉強会でも話が出たのですが、結論、「ジオコードさんの広報は攻めてる」ということがわかりました。。
私はもっともっと攻めたくないなーと思っていて、はてさてどうやって攻めずに広報をするのかなと考えてみています。攻めた事例しか聞かないし、攻めた成功例しか知らないし、本当にできるのかわかりませんが。ただ、やるからには何らかの成果は出していきたいなと気を引き締めております。
自分が感じていたことを改めて整理することができ、新しい視点もいただけてとても勉強になりました。加藤さんありがとうございました!
4年に1回のにんにくのひ(近況)
はじまった2016(2016年の抱負)
今年もよろしくお願い申し上げます。
正月だらりと過ごして3連休もだらりと過ごして、充電完了です。とか言ってあっという間に1月中旬で、焦りもありますが。
今年は年の切り替わりを強く意識できているところからも、今年は何かまた違う世界が見られるんじゃないかなとわくわくしています。
来年をさらに進歩して迎えるための、今年の目標です。
自分のありのままを発信する
昨年の目標「自分のメディア化」に通じる目標です。発信は2016年も引き続き取り組んでいきます。
2015年は発信を増やした一方で、「こう見られたいな」「こういう書き方のがいいのではないか」といった、ありのままの自分というよりはすこし飾った形での発信が多く、それが決して良い結果に結びついていないなという実感がありました。一方で、どう見られているか気になるけれども、それを気にしないでありのままを発信したことでよい結果をもたらせたことが何回かあったので、その回数を増やしていきたいです。
あ、ブログは今年こそもっと書きます(汗)
新しい見え方を提案する
これはやや仕事寄り。広報と、中小企業の管理部門のあり方において、新しい見え方や戦略を世の中に提案したいです。もちろん、どちらも既にたくさんの方が極められていると思うのですが、より平準化していてわかりやすい(納得しやすい)ものを提示できればと考えています。
新しいことなので、きっとよい反応ばかりではないはず。その中でもすこしずつわかっていただけるようなコミュニケーションも行っていきたい。
まずは、今常識とされている知識や型を知らねばいけないので、早速書籍を購入して勉強しています。
ありもので暮らす
このキーワードがどのように見えているのかちょっとわからないのですが。。私は欲張りで捨てるのが苦手で、よりよい変化を求めて新しいものを買ってしまう傾向があるのですが、家の収納にしてもキャパシティにしても、スペースが有限なのでどうしても「必要なもの」なのに過剰で捨てざるを得ないという状況になります。なのでまずは、今までたくさん集めた「必要なもの」で暮らす努力をしてみようと思っています。(人によっては当たり前なんだろうけど、、)
余裕を持つ
これも引き続き。そもそもの余裕が少なすぎて一生かけても達成は難しいのかもしれないけど、、泣
ただ、部屋を綺麗にしたり生活を豊かにすることで余裕が生まれる実感があったので、そういう時間の使い方をしたいな。
センスを磨く
これも引き続き! どうしても面白い方にふってしまったり、余分に足してしまうので、もっといろいろなことをシンプルにしたい。
人と人をつなげる活動
コミュニティの小さいところではやっていたけど、これもやりたい。結果的に自分に戻ってくると信じて。
よく寝る
ロングスリーパーのくせに、ついつい夜更かししてしまうので。というか、余裕がなくなって動けなくなって、動けるようになった頃には夜遅い、というのが本当です。そろそろ歳的にもごまかしきれなくなってきたので、いいかげんやめたいなー。これを書いている今すでに夜遅いので守れてないですが。。
どうぞどうぞ、おつきあいのほどよろしくお願い申し上げます!
2015年も終了のお知らせ(2015年の振り返り)
決心をしてブログを作ったはいいものの、続かないまま2015年もまもなく終わりを迎えようとしています。いつも心の中で、書きたいとは思っています。12月はアドベントカレンダー的に毎日更新する計画もありましたが浅はかでした。反省はしています。来年の続け方を考えねば。。
というわけで、今しか書けないのでなんとか滑り込んで、今年の振り返りを。
今年を一言で言うと
特に仕事では、変化の大きい年だったなと思います。会社(無名)の看板をしょって外に出るようになり、すごい方とたくさん出会って刺激をたくさんいただきました。一方で自分の無力さやキャパシティのなさを思い知り、切なくて悶々としていました。
仕事面の振り返り
小さいコミュニティ(会社)の中では、自分の取り組みで変化を生み出すことができ(具体的には広報の価値を知ってもらって動きやすくなった)、白目むきながら走り続けた甲斐あって、成果があげられたのではないかなと思っています。
次にできることは、この取り組みやノウハウを整理して外に発信していくこと。人間は感情の生き物で、自分の知っている価値観以外は理解できないんだなということもこの1年で嫌ほど感じたので、知らない人の役には立てるんじゃないかと感じています。
広報が「メディア掲載を目指すもの」であるならば、私は何も仕事をしていないのですが、まずは自慢できる会社になるよう整えるのも中小企業の広報の役目かなと。私のような、引っ込み思案でコミュニケーションが得意とは言えない人でも、広報として価値を発揮する戦い方をつくりだしたい。
無名の会社の人は、その人自身がおもしろいと思ってもらわないとなかなか継続的な付き合いにつながりにくいです。私は言いたいことを外に広く言える発信体質がまだないので、付き合ってもいいかなと思ってもらう確率が少ないだろうと思っていて、だからこそ、ブログやSNSなども含めた「おもしろい」と思ってもらう努力の必要性を感じています。今主流になっている「広報」仕事とは違うやり方になるので、また新しい挑戦になっていくと思いますが、来年には小さいこと一つでも、社会的な成果を出したいです。
プライベートの振り返り
仕事に多くを費やしたので、とにかく仕事以外では付き合いの悪い1年になってしまいました。。休みの日に仕事をしていたわけではなかったのですが、精神的に遊ぶ余裕がなかったです。気づけば主人とばっかり出歩いていました。友達と一緒に過ごす時間も大切にしたいので、来年はもっといろんな人と遊びたいな。
余裕がないくせにどこまでも欲張りで、テンションの生き物だなと痛感する1年でした。「足るを知る」がここ1〜2年のテーマでしたが、まだまだ諦めきれないことがたくさんあるなあと。もうすぐ30歳になってしまうので、じたばたするのは家の中だけにしたいです。
目先ではもうちょっと綺麗になる努力をしたい。最近「身体に良い」料理のレシピ本を何冊か買ったので熱が高まっているのですが、お菓子も自分で作りたいなと。自分で自分をコントロールできるようになるのが来年の目標です。
ちなみに:2015年の目標
書き残っていたのがあったので自戒を込めて晒し上げる。
◎自分のメディア化
◎怖がらない
◎素早い決断
◎余裕を持つ
◎足るを知る
◎無知を知る
◎おしゃれになる
◎センスを磨く
◎主催イベントをする(人と人をつなげる活動)
読み返すと、概ね近いところに向かっていたように思っていますが、まだ結果が出たとはいいがたいので、引き続き取り組んで来年末に何か進歩した成果を出せるようにしたいです。こんなにキャパシティが小さいのに、「余裕を持つ」とかできるのかな、、笑
2016年もがんばります。どうぞよろしくお願いいたします!
SNSを広報に活用する方法(「IT女子が日本経済を動かす」レポート)
10/30(金)に毎日ホールで行われた、Twitter, Facebook, YouTube, LinkedIn 女性広報トークショー「IT女子が日本経済を動かす」に参加してきました。
▼イベント詳細
https://mainichimediacafe.jp/eventcal/list/?d=20151030
▼毎日新聞での記事
http://mainichi.jp/select/news/20151031k0000m040137000c.html
(なぜかプレビューがでない。。)
普段広報をしていて、SNSもそれなりに使っていて特性もある程度わかっているつもりだったのですが、改めていろいろお聞きできて発見もありましたし、自分の活用法を見つめ直すきっかけにもなりました。
いくつか心に残ったものはその場でもツイートしたのですが。
Youtubeのモバイル利用率は50%とのこと。 他のSNSに比べると少ないですが、個人的にはそれでも多いなと思います。モバイル利用する方の年齢や性別などの属性が気になります #広報女子
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015, 10月 30
Twitterはモバイル率80%以上、Facebookはモバイル率90%以上だったので、動画だと少し下がるのだなと思いながらもそれでも多いなと。電車でも動画見ている人はいますし、若い人は動画を音楽として聴いていたりもしますね。ユーザ属性等は公表していないとのことで残念ですが、チャンネルを作ってAnalyticsを使うことで、自分のチャンネルの視聴者属性はわかるとのことでした。
今日わたしもちょうどLinkedinのプロフィール写真をはじめてアップしました。ありのままのビジネスプロフィール写真で14倍見られるそうです #広報女子
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015, 10月 30
「ありのままのビジネスプロフィール写真」とは、結婚式などでドレスアップしたとかの晴れの日の写真ではなくて、普通の時やビジネスでの証明写真的なものとのこと。ちょうどLinkedinはいろいろ触ってみていて、この日に私も自分のアカウントを更新していたのですが、はたして14倍見られるようになるのか、、?
Linkedinは「社員も巻き込んで使うべし」「社員のプロフィールも管理すべし」とのことです。社員のキャリア等ありのままの情報が載っていて、紐付いているその会社のページを求職者が見るようになっているからですね。ただ実際の管理はなかなか大変そうです。。
FBページを広報に活用するコツ。ターゲットが何を求めているかを考えてページの目的を明確に。ブランドの世界観を反映させる。投稿は週1以上、コンテンツ勝負(バリエーション意識、おもしろくてシェアしたくなり、他で見られないもの)。そして大事なのはとにかくやること #広報女子
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015, 10月 30
Facebook直伝、Facebookページの運用のコツ。「ブランドの世界観を反映」「他で見られないもの」「おもしろくてシェアしたくなるもの」。なるほどと思うものの、言うは易く行うは難し。あらためて見直さねば!
Twitterは拡散、リアルタイム性に強み。今のもの、短いもの、わかりやすい言葉の方が反応される。普通のツイートは炎上しないし間違えたら謝ればよい。Facebookはさくさく見られるコンテンツがよい、ターゲティングも強み。人とつながることで学びがある #広報女子
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015, 10月 30
Twitterは想像以上に「今」「わかりやすさ」が求められていて、自分のイメージよりもリアルコミュニケーションの延長にあるものだなと感じました。キャッチコピー的なものは反応されづらいこと、間違えたら謝るのがポイントというところも。あとは「普通のツイートは炎上しない」というのも、 いかにTwitterに情報が溢れているかの裏返しかなと(1日5億ツイートだそうです)。
Facebookのニュースフィードで見られる記事数は1日1500記事だそう。確かに何回もリロードして流し見しているかも。人とつながることで学びがある、というのは私自身痛感していることです。Facebookをそのように使って恩恵にあずかっている自覚があります。情報って持っている人のところに本当に集まるんだなと。。
ちなみにLinkedinは「時間を投資して情報を得る場所」「プロフェッショナルのタウンページ」。Instagramは「クリエイティビティでつながる場所」。インスタは、1日の平均利用時間21分、日本での月間アクティブユーザー800万人だそうで、今後が気になるSNSのひとつです。
情報が溢れる時代、心に残るメッセージを伝えたいなら、顔を見せることと自分の言葉で伝えること #広報女子
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015, 10月 30
今回のお話全般で一番心に残ったことです。どのSNSを使うにしても情報が溢れていて、ただ発信するだけでは知ってすらもらえない時代に、ひとりひとりに向き合ってひとつひとつ届けるように発信することが大切なのだなと感じました。
ちなみに、イベントでハッシュタグをつけてツイートするのは初めてで、少しリツイートされたりお気に入り登録されたりしただけでちょっとびっくりし(びびり)ました。。この時点で自分はSNSを活用できてないなと痛感w
ハッシュタグ「#広報女子」でこのイベントの様子が追えます。
「広報に利用するコツ」より前に「どんな特性のSNSなのか」が気になっていたので、そこの話をたくさん聞けてとても勉強になりました(広報としては前者も気にしなければいけないのですが、、)。そしてインフラとも言える企業の広報の方々のご説明はわかりやすく洗練されていて、それをお聞きできたのも刺激になるイベントでした。懇親会でもたくさんの出会いと学びをいただきました。
主催者の皆様、登壇者の皆様、素敵なイベントをありがとうございました!
シンガポール旅行記
(今更!)シルバーウィークでシンガポールに行ってきました。
行くまでは正直、マリーナベイサンズとマーライオンくらいのイメージしかなかったのですが、こんなに楽しくて奥深い場所だと思わなかった、、!
ほぼ丸3日間でしたが、充実しすぎて満足度が高くて、記録に残したく。
マリーナベイサンズ
ここは外せない! と思ったので(日本人的発想)泊まらせてもらいました。日本人スタッフがいるので、私みたいに日本語しか話せない人には安心。シルバーウィークだったので、この周辺は日本人ばかりでした(他の地域ではあまり見ないのに!笑)やっぱり日本人受けするところなんだろうな。
最上階のプールはやっぱり素晴らしい。チェックアウト時間くらいに行ったので連泊の人しかおらず、ごみごみしすぎておらず優雅に楽しめました。
私たちは、ハイブランドのお買い物やカジノ、夜のクラブを目的としていなかったのですが、こういうものに行く予定がない人だと楽しみ方が少ないかもしれません。もちろん1回は泊まってみるのがいいと思うけど、正直、サービスは悪くはないが割高かなーという印象でした。さらにここは他の観光地に出るにはちょっとアクセスが悪いので、もし次に行くなら別のところに泊まるかなあ。。
あ、アメニティの香りはとっっってもよかったです(あまりに忘れられなくて、いろいろ探した結果Sabonのデリケートジャスミンに似ていたので、買ってくんくんして思い出してます)。
プラナカン文化
前述の通り、マリーナベイサンズとマーライオンくらいのイメージで行って、滞在初日の終わりになって雑誌に載っていたプラナカン博物館をリクエスト。しかしこれがこの旅を思い出深いものにさせてくれました。
織物や器ももちろん綺麗なのですが、個人的には建物(おうち)が一押し。パステルカラーではっきりした配色の家がとにかくかわいい。チャイナタウン外れに見に行ったのですが、たくさん並んでいるのをみて本当に心が躍りました。
チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートも、基本はこの建物がベースなので、なんとなくカラフルでにぎやかで、どことなくおしゃれ(でも店の看板があるだけでちょっとおしゃれ感が減る。看板がないのがやっぱりかわいい)。
チャイナタウンのはずれの密集エリアには「ちょっとまって」という店もありました。ここは店の看板があってもかわいくって、ちょっと入りたかった。ちょっとまって、っていう日本語かわいいな。
プラナカンを思い出せるお土産が欲しくて、でも博物館に行った時は隣接のショップに寄れなくて、次の日にショップだけもう1回行きました。わたしにぴったりの「プラナカンの家の本」があって購入。これ、お店の方曰く、2日間しか置く予定がなかった限定物だったそう。前日にショップに行っていたらなかったかもしれない! ほんとついてるなーと思ってテンションがめっちゃあがりました。(ショップバッグがピンクとスカイブルーでこれがまたかわいいんだ。プラナカンならではの配色!)
F1
F1も見ました。熱気がすごかった。望遠レンズをスタンバイしてたくさん撮影しましたが、ほとんどうまく撮れなかったです。。特に300km/h出る直線コースは撮影にほとんど失敗! 火花散っててすごい迫力だったのに。その場所で動画を撮ってみたら、通過する車体がほとんど見えなかったからしょうがないか。
唯一それっぽく撮れたのが、フェラーリの優勝が決まった直後。ちょっと減速していたのでなんとか。スタッフの人も手を叩いていてなんだかいいなと。
公道を使ってサーキットにしちゃうのってすごいなーと改めて。決勝翌日には普通の道路に戻っているのもまたすごい。
ついでに、決勝の前日に泊まったホテルにはF1関係者がたくさん泊まっていて、朝ごはんにきょろきょろ観察するのがちょっとたのしかったです。
続きます。
(※以下は後日追記。わりとそのまま載せられるものが下書きにあった)
ごはんについて
フードコートや屋台系で安く抑えることもできます。マリーナベイサンズにも安価なフードコートあり。それなりにちゃんとした(日本でいう普通のレストランみたいな)ところに入ると、税金とサービスチャージなども含めて意外とお値段が張るので注意です。(メニューで頼んだ商品の金額を足しただけでおさまらない)
都会だけあって、ごはんはどこもおいしかった。屋台系、フードコート系はあまりトライできなかったので次はぜひ!
海外旅行の時には「日本料理」を銘打っている飲食店にトライするようにしているのですが、今回行った店は日本料理ではないものの創作料理としてなら十分おいしかった。そして、シンガポールで人気のPSCafeというおしゃれカフェで食べた「日本」を銘打ったサラダはなんだか不思議なたたずまいでした。
シンガポールで人気のhttp://t.co/fOJj1J6ESC。ここで食べた「NIHON」と言う名のサラダがなんとなく不思議だった。豆腐、枝豆、サーモン(焼鳥のタレみたいな味)、パプリカ、かぼちゃ、きゅうりの下に蕎麦。白ごまとレモンも。
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015年9月21日
ついでにスタバも必ず寄るようにしています。 コーヒーに違いはなかったのですがミルクが違っていて喉越しがちょっと悪かったです(普通においしいけど、ちょっと油っぽいという感じ)。
シンガポールのスタバのラテ(アイス)は、日本のよりちょっと飲み口が重くて喉越しが悪い。。ポーションミルクのような油分の多いものが入っているとみた
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015年9月20日
あと日本企業の飲食店もたくさんありました。通り過ぎただけだけど。ココイチ、やよい軒、星乃珈琲、スープストック。。
過ごし方
日傘必須です。歩き回るならスニーカーも必須。雨には降られなくてよかった。
店先に行くだけでひんやりするくらい、冷房がものすごくきついですが、外歩きが中心ならカーディガンはいらないです。(暑くなったら室内へ、寒くなったら外へ、って感じになると思うので。駅も涼しいし)室内で過ごすのが多いのなら持って行ったほうがいいかも。
治安はよく、怖い思いはほとんどしませんでした。もちろん警戒は必要ですが。地下鉄は日本とほとんど気分が変わらず。難しいルールも少なく、旅行しやすいと思いました。
エリアによっては虫がいるので、虫除けと虫さされはあってもいいと思います。また、地域によっては工事をしていて砂埃がすごかったので、マスクやメガネがあるといいかも。
その他シンガポールでの気づき
ついた@しんがぽーる。とりあえずエスカレーターが日本の2倍はやい
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015年9月19日
シンガポールでは日本語をなんだかんだよくみるな。パッケージもそのままで輸入しているものも売っていたりして、店によってはそんなのばかり置いていたりして、ここは日本なのかと一瞬勘違いしそうになる
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015年9月20日
シンガポールも一部区間でネットつながる(キャリアの電波が入る)。すごいなー
— Noriko Nakane (@nakane_no) 2015年9月22日
総括
行く前はマリーナベイエリアの都会的なイメージが強くて、プラナカン文化はじめこんなにも中国のルーツが強いイメージがなく。さらにリトルインディアやアラブストリートなどの地域にも行ったので、何カ国も一気に旅行したようなお得な気分になりました。これでさらに場所も近いもんだからすごいなー(シンガポールの国土は東京23区くらいしかありません)
またいきたいなあ、、!
#シンガポール また行きたいなあ。 #マリーナベイサンズ の #ライトアップ すてきでした🇸🇬🌟 #singapore #marinabaysands #lightup #nightview #夜景
70年後の「平和宣言」
気がついたら8月。毎週アウトプットするという宣言を早々に破ってしまいました。というのも、年をとったなーって思ったことが多くて、そのことを投稿しようとしたのですが、うまくまとめられなかったのに加え、そう思ったささいなきっかけが思い出せなかったりして(年をとったから?笑)時間がなかったのもあり、下書きで寝かせてしまっておりました。。この週末、カフェで隣に座っていた推定20代前半女子2人の会話を聞いて、改めて年をとったことを痛感したので、早いうちにまとめたいです。
さて、8月といえば、広島県人としては忘れられない8/6という日をまもなく迎えます。今年は忙しくしていたせいもあって、実はあんまり実感がなかったです(忘れはしないまでも、どんどん気にかける確率が減ってきている気がする。よくない。。)。そんな矢先、さきほど放送していた広島の原爆に関する以下番組に釘付けになりました。
NNNドキュメント「平和宣言~ヒロシマは語る~」[字]|番組表|日本テレビ
たった1時間ほどの番組ですが、なんだか突き動かされるものを感じ、記録に残したくて。
平和宣言の必要性を感じ、はじめたのは被爆から2年後。当時は「原爆」という一言を入れるのにも命がけで(アメリカの言論統制上にあったため)、遺書まで残していたそうです。
そして平和宣言を作るにあたって、草案作成者一人が自分の思いで考えるのではなくて、被爆者の方をはじめ、様々な人が関わっていて練りに練りに練り上げるものであることも知りました。
当時は今ほど発信するツールもなかったはずで、さらに皆が傷ついていているからこそ、その気持ちを鎮め、正しく意図を代弁できるように尽力されていたんだなと気付かされました。
私が生まれる前からあって、8/6に当たり前のように開催されていた平和記念式典、そして平和宣言。何もないところからこのような宣言を行うようになり、どんどん進化し、歴史が積み上がっていることの素晴らしさを感じました。今年68回目というのが、いかにすごいことか。それを見て育った我々が今、戦争や平和や原爆に対して大きな危機意識を持てていることも、先人たちが切り拓いてきた歴史の賜物に他なりません。
既存の価値観に新しい価値観をもってくる、というのは、もちろん規模は違えど今私がやっていることでもあります。平和宣言作成時に多くの人の気持ちを慮っているのを見て自分を省みました。私の中には目指したい像がありますが、自分の思いだけで進み過ぎていなかっただろうか。理解が得られなくて苦しかったからといって独りになっていなかったか、と。新しい価値観によって何がもたらされるのかをもう少し提示しなければ。。
8/6、年をとるごとに違う気づきがあります。そろそろ私も、社会の中で自分が何をできるのかを考えていかなければいけないなと。
この番組は以下で再放送があるそうなので、ご興味ありましたらぜひご覧ください。