nekolog

ITベンチャーで広報の立ち上げをやっています。当ブログに記載されている内容は個人の考えであり、所属先の公式な見解を表すものではありません。

自分の価値に向き合う覚悟、それによって変わったこと

またしばらくブログをほったらかしてしまっていました。

この3ヶ月もそこそこ怒涛で、新卒研修、広報対応、コラム執筆、人に会いに行く活動、、といったことをしていました。世の中のできる人には全然なんてことない活動量ですが、キャパシティがあまりない私には十分消耗できる活動量でした。

そういえば、昨年のこの時期にこのブログを作った気がします。ちっともブログは書けなかったですが(敗北)、1年での取り組みと、苦しみと、それに伴う心境の変化は私のキャリアの中でも決して無駄ではなかったなと感じています。

超できる人は社外にごまんといる。そんな人と今後も「付き合ってもらえる」価値をどれだけ持てるか。無知の知をどれだけ自覚できるか。できることをとにかく増やしたい、という思いで駆け抜けた1年でした。

自分の価値に向き合うのは苦しいけど、どうにかしたいと思ったら変わり始める

広報なのに発信が苦手、広報なのに人の目が気になるという弱点があり、「メディア掲載」に賞賛が集まりやすい状況でも特に掲載は取ってきていないため、今の広報職の基準だと、私には「広報の価値がない」「付き合う価値がない」ともいえるかもしれません。

ただ、何もできないからこそ、熱意を持って雑務をやったり面倒なことを二つ返事で引き受けたり、気遣いをしたり他人を誰よりも尊ったりしてきたつもりです。

また、価値というほどではありませんが、文章をそれなりに書くのはできるし、情報収集と整理、先回りして考えること、本質的なゴールに向かっていくのは比較的得意かもしれないと気付きました(※あくまで自己評価です。世の中もっとできる人がいることは重々承知しています)。対世の中だとまだできないけど、会社というクローズドなコミュニティでは勇気を出してできるということもありました。

自分の価値なんて今でもよくわからなくて、もともとのネガティブ思考も手伝って、少し気を抜くと弱点ばかり目を向けてしまいそうになります。それでも、何かが変わったり、変わりそうな時を見逃さず、苦しいけどまずは自分の等身大に目を向けて、苦しさを落ち着けて、その上でできるところから自分の行動を変えていければ、突破口が見出せるのだなと感じることが多くありました。

一方で、ひたすら駆け抜けるだけでは歳だけ取るし、目標がなければ最短での達成は難しいなということも実感しました。今までは若手枠だったからそれでもよかったですが、これからはそういうわけにもいかなくなるのだなと覚悟しています。

これからについて。「広報活動の体系化」始めました

最近、自分の価値になりそうな活動のひとつとして、広報活動を体系化して考えるということを始めました。それもこれも、感覚だけでなくてきちんと説明できるように理解しなければならない必要性を感じたからです。そして、曖昧だと言われている広報の評価基準を決めて、自分の立場を向上させていきたいなと思ったからです。

今の会社でも、広報としてよくある動きに対し理解を得られないことが多く、私からしたらすごいがんばった(もしくは私の立場からしたらありえない奇跡が起きた。ラッキーパンチ含むw)それがどのくらいの価値かをどうしてもわかってもらえない壁にぶちあたっています。

(上層部の一部にはうっすらとは理解をしてもらっていて、激励をもらったり、この体系化のプロセスに協力してもらっています。ここまで入社して2年近くかかってしまいましたが、、)

広報の守備範囲は広くなるばかりで、広報という職種を企業は求めているのに、ちゃんとしたやり方を教えてくれるところはほとんどないという状況が続いています。そして、広報の感覚がない人にとって、広報を評価できるのはメディアに出た時で、結果としてメディアに載ることを考える広報ばかりが増えて行く。それはやっぱりおかしいと思うのです。

正直苦しい思いもたくさんしていますが、リアルに苦しみを体験し、理解してもらう過程でそれを体系化して整理をしていくことで、メディアに載る手腕を持っているだけにとどまらない、もっと土台がしっかりしてビジネスに貢献する広報活動を、他の企業様に広げていけるのではと考えています。

まだまだ活動は始まったばかりですが、プライベートとのバランスを考えると、あまり時間もかけていられないので、二兎を追って二兎を得るくらいの勢いで6割くらいは一気に形作りたいです。

その他。最近の発信活動について

TwitterFacebookでは気になる記事を随時発信したり(Twitterの方が記事発信色が強いです。Faceookはもっと会社活動的なものも含みます)自社メディアで記事を書いたりしています。もしよろしければこちらもご覧ください。

twitter.com

www.facebook.com

 

ワーママ向けの自社メディアで書いた記事はこちらです。ワーママとよく働く経験が多かったので、ワーママ周りの人枠で書いてみました。

laxic.me

 

がんばって生きて、そこで感じたことをもっと(今よりもっと!)発信できるように努めます!

 

まもなく歳をとります(20代の振り返り)

私事ですが間もなく30歳を迎えます。いまは夜なのであと数時間、、!
20代はもっといろんなこともできたかな、、と思う一方で、田舎者で平凡な人間の割にはあれやこれややって幅が広がった10年でもありました。

大学生@20歳〜23歳

1年浪人して19歳でひとり愛知の大学に進学(高校の同級生で愛知に進学した子はいなかった)。1年生の夏に愛知万博でアルバイトをし、大学で友達ができ、「帰る場所」ができた私が次にコミュニティを見出したのが当時流行っていたmixi。自分でコミュニティを主催し、人をつなぐ活動を始めました。オフ会を企画したり、音楽イベントをやってみたり。。大学卒業と同時に東京へ引っ越してしまったので、いまはあまり強い結びつきはないですが、できた友達の何人かはいまでも繋がっています。
自分自身のコミュニティ観はここでできましたし、いまの仕事にも活きています。当時は広報になるなんて思いもしなかったけど、いま考えるとこういうところは広報向きだったのかもしれません。我ながら人生わからないなと。
「社会人になったら遊べなくなるよ! 今のうちに遊んでおいた方がいいよ」と先輩に言われてピンとこなかったのも覚えています。当時は社会人の友達とよく遊んでいたのですが、土日に遊びを全力で楽しんでいたメンバーだったのもあって、社会人になる怖さは全くなかったです。

前職のITベンチャー@23歳〜28歳

大学では図書館情報学(情報の蓄積と検索)を学んでいて、当時ロボット検索のはしりでSEOに興味があり、自社WEB担当を志願したのが、いまのキャリアにつながってきています。
会社は東証マザーズに上場、そして1年も経たず(当時最短)一部に指定替え。社員も150人ほどしかいなかったのに、在籍5年で800人に。社長直轄の部署にも1年半くらいいて、スキル不足を痛感し、苦しいこともたくさんありましたが、この時期に経験できて本当に良かったと思っています。
WEB担当や広報、管理会計部署など、経営に近いところで仕事ができたおかげで、ビジネスについてもたくさんの学びがありました。入社当時に研修を受けた主力事業のサービスを、4年後に売却したのは衝撃でした(4年前にサービス概要を学んだ研修が、今やると無意味になったという事実が何よりショックでした)。ビジネスに絶対などないということを学びました。
怒涛の5年間で、人からの評価が気になって気になって評価がよくても悪くてもめげていた私が、大概のことでは動じなくなるくらいは図太くなりました、、笑

結婚@27歳

在職中には社内結婚。年の差婚ですが、私を必要以上に下に見ないでいてくれるのでとてもありがたいです。この人以外考えられない、と思える人と結婚できて幸せです。仕事の立場も高いですし、感情が激しく振れる私とは違って仕事も淡々とこなせるタイプで学ぶことも多いです。
入籍から3年弱、結婚式から2年経ち、先日式場でアニバーサリーディナーをいただいてきました。今後もここに定期的に来れるよう、関係を続ける努力をしなければいけません。。

現職@28歳〜

現職ノヴィータでは、広報の立ち上げと言いながら、社内コミュニケーションを主にやっています。コミュニケーション不足ってこんなに重大な問題なのだな、と実感。規模が小さいからこそ、一人一人と距離が近いからこそ、コミュニケーションが生まれるようなしくみを作るだけで劇的に変わっていくさまを見てきました。
社外のすごい人にもたくさん会えて、自分自身の幅も広がりました。多くの方とSNSでつながっていただき、とてもありがたいです。刺激をいただいているばかりなので、30代はもっと還元できるようにしたいです。

まとめ@まもなく30歳

そう考えると、キャパシティが低いなりに欲張って全てを手に入れてきたのかもしれません。
今後、妊娠出産やさらなるキャリアステップを望んでいますが、きっと妥協せざるを得ないポイントが見えてくると思っています。仕事は好きだし、頼られるのも好きだし、できることが増えるのも好き。社会人8年目を迎えるけれども、まだまだ自分のスキルが足りているとは思えないし、仕事人としてもっと大成したい思いは強いです。欲張りで完璧を目指したいタイプと自認しているので、限界を楽しめるようになるにはまだもう少しかかりそう。
あとは「人のために生きる」を大してやったことがないので(結婚したのに、、笑)、そこも自分の幅を広げてくれるのではと楽しみにしています。

10年後にまた、楽しかった、私らしかったと思えるようにがんばっていきます。引き続き、どうぞおつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。


「そこまで攻めない広報」勉強会レポート

先月末のことになりますが、ジオコードというWEBマーケティングの会社で広報をされている加藤さんの広報手法について勉強しに伺いました。

atnd.org

www.facebook.com

 

こちらの会社で有名な福利厚生は、いろいろある中でも「サッカー休暇」と「無料軽食制度」。

www.geo-code.net


特に「サッカー休暇」はワールドカップの開催時期に、テレビ6局12番組、新聞6紙9記事、WEB8媒体10記事に露出したとのこと。取材依頼自体はもっとあったそうで、広報のことをご存知だとわかるのですが、IT企業ではなかなかない数です。

 

「そこまで攻めない広報」のポイント

この勉強会でたくさんのことを学びましたが、特に以下のポイントが心に残っています。

 

絵作りできることをGoogleストリートビューでアピール

一般にIT企業の広報ネタは絵にならないので(サービスがPCやスマホの中で完結してしまうので動きが少ない、わかりにくい)取材されにくいと言われています。

Googleストリートビューで「絵作りできるよ」アピールをするというのは、私の中にない発想でした。ジオコードさんの場合は会社全体でおもしろいことを奨励する雰囲気があって、ブログ掲載の写真ではなくてよりオフィシャル感のあるGoogleストリートビューで「おもしろい雰囲気を伝える」ことによって、本気でおもしろいことが伝わりやすいのかなと。実際のGoogleストリートビューを見ればわかると思いますので、ぜひご覧ください。

 

インターネットを活用した情報発信を行っておく

加藤さんいわく、ブログなどインターネット上で発信することによって取材依頼につながったりするそうです。私自身も前職で同じような経験があるので確かに効果的だろうなと思うのですが、いろいろ状況が悪く自分はできていないなあ、、(反省)

また、会社のTwitterアカウントがあると広がりがあるとのこと。大手企業のTwitterアカウントと絡むことができたそうです。

 

露出しやすいストーリー

「時事ネタ・季節ネタ・政策」 × 「自社のサービス・商品・社内制度」

というのが大切だそうです。その上で、「いい画(動きがあるもの)がとれるか」「オリジナリティがあるか」「意外性があるか」「運」も大切になってくるとのこと。

すでにストーリーがメディア(取材依頼側)にあるのか、こちらからストーリーを料理して届けるものなのかも見極めていらっしゃるそうです。そこは確かに、担当者によって作り方は違うだろうなと改めて気づきになりました。

 

メディア対応の心得

メディアの方の立場になったつもりで振る舞いましょうなどと習うことは多いです。が、なかなか「立場になったつもり」を想像するが難しいのではないかとも思います。今回の勉強会では、具体的な対応方法を教えていただきました。

  • 「ご縁を大切にする」「忘れられないようにする」:信頼関係がとても大切な仕事だなというのは、自分の経験でも同感です。指名して仕事がくるような、信頼される仕事をしなければですね。。
  • 「即レス即対応」「ゼロ回答をしない」:メディアはネタを欲しているので、自社にそのネタがない場合に一緒に探すというスタンスはとても大切だと思いました。
  • 「取材スタッフを信頼して見守る」「何が撮りたいと思っているか察する」:メディア側は撮りたいものがある場合も多いので、それはむやみに止めないし、撮りたいものを察してその通りにすることもあるそう。もちろん、会社の方針などで止めざるをえないこともあると思いますが、できるだけ止めないという姿勢自体はメディアにとってありがたいと思うので、そのスタンスがメディアとの信頼関係にもつながっているのかもしれません。

とはいえ、取材対応をしている最中は、番組を意識するのではなく、視聴者を意識するということも大切にされているそうです。

 

従業員ファーストであることを忘れない

今回は福利厚生から取材を獲得した話だったので、最後にこのことをおっしゃっていました。確かに、目立つ広報ネタとして存在しているだけでは従業員のためにはならず本末転倒です。「広報ネタとしての福利厚生ではなく、そもそもは従業員が働きやすくなるための福利厚生である」ことは忘れてはいけないなと。

また、取材対応では従業員に対応してもらうこともあります。広報してサービスが認知される方が従業員の方に還元されやすい(商材が売れやすくなる、商材への期待値を高く持ってもらうなど)ということもあるので、そういう意味でも「何らかメディアに出ればよい」だけでなく、広報活動を進めていく必要があると感じました。

 

 まとめ

勉強会でも話が出たのですが、結論、「ジオコードさんの広報は攻めてる」ということがわかりました。。

私はもっともっと攻めたくないなーと思っていて、はてさてどうやって攻めずに広報をするのかなと考えてみています。攻めた事例しか聞かないし、攻めた成功例しか知らないし、本当にできるのかわかりませんが。ただ、やるからには何らかの成果は出していきたいなと気を引き締めております。

 

自分が感じていたことを改めて整理することができ、新しい視点もいただけてとても勉強になりました。加藤さんありがとうございました!

4年に1回のにんにくのひ(近況)

今日は4年に1回しかない日なので、そんな単純な理由でブログを書きます。書きたいことはたくさんありながら、忙しさにかまけてまとめ損ねているうちに新しいインプットが脳を駆け巡って上書きしてしまうこの感じ、ほんともったいないとは思っています。。
今年ももう2ヶ月経ってしまいました。昨年とは違う手応えとやりがい、一方で実力以上の挑戦も増えていてありがたい限りです。まもなく30歳、これからに向けてブラッシュアップを重ねたいです。

ここ半年、すごい人がすごい人を紹介くださる連鎖の中にいて、大したことない自分に情報やご縁がたくさん寄せてきていて、それをなんとか自分のものにするのに必死です。SNSで繋がっていただけるだけでありがたいのに、その方から今一度お会いしたいと言われてものすごい動揺したり。意味ない時間だったと思われないようにしなきゃ。
人のご縁だから、温かいうちに、感情に配慮して。という自分の中での原則ができつつあります。

私には何もないからこそ誠意は忘れない。

広報業務も、何を広報とするのかというジレンマもあるのですが、「宣言してナンボだ」という先輩方のありがたいお言葉をいただいて少し吹っ切れました。メディアリレーションはあんまりやっていないけど(商材的にも地味だし)、社内外コミュニケーションはたくさんやってる。事業計画がわかるといいよ、って会社の偉い方に言われたので、勉強して事業計画のわかる広報になるぞー。

具体的な話はまた近日中にまとめます!

はじまった2016(2016年の抱負)

今年もよろしくお願い申し上げます。

正月だらりと過ごして3連休もだらりと過ごして、充電完了です。とか言ってあっという間に1月中旬で、焦りもありますが。

今年は年の切り替わりを強く意識できているところからも、今年は何かまた違う世界が見られるんじゃないかなとわくわくしています。

来年をさらに進歩して迎えるための、今年の目標です。

 

自分のありのままを発信する

昨年の目標「自分のメディア化」に通じる目標です。発信は2016年も引き続き取り組んでいきます。

2015年は発信を増やした一方で、「こう見られたいな」「こういう書き方のがいいのではないか」といった、ありのままの自分というよりはすこし飾った形での発信が多く、それが決して良い結果に結びついていないなという実感がありました。一方で、どう見られているか気になるけれども、それを気にしないでありのままを発信したことでよい結果をもたらせたことが何回かあったので、その回数を増やしていきたいです。

あ、ブログは今年こそもっと書きます(汗)

 

新しい見え方を提案する

これはやや仕事寄り。広報と、中小企業の管理部門のあり方において、新しい見え方や戦略を世の中に提案したいです。もちろん、どちらも既にたくさんの方が極められていると思うのですが、より平準化していてわかりやすい(納得しやすい)ものを提示できればと考えています。

新しいことなので、きっとよい反応ばかりではないはず。その中でもすこしずつわかっていただけるようなコミュニケーションも行っていきたい。

まずは、今常識とされている知識や型を知らねばいけないので、早速書籍を購入して勉強しています。

 

ありもので暮らす

このキーワードがどのように見えているのかちょっとわからないのですが。。私は欲張りで捨てるのが苦手で、よりよい変化を求めて新しいものを買ってしまう傾向があるのですが、家の収納にしてもキャパシティにしても、スペースが有限なのでどうしても「必要なもの」なのに過剰で捨てざるを得ないという状況になります。なのでまずは、今までたくさん集めた「必要なもの」で暮らす努力をしてみようと思っています。(人によっては当たり前なんだろうけど、、)

 

余裕を持つ

これも引き続き。そもそもの余裕が少なすぎて一生かけても達成は難しいのかもしれないけど、、泣

ただ、部屋を綺麗にしたり生活を豊かにすることで余裕が生まれる実感があったので、そういう時間の使い方をしたいな。

 

センスを磨く

これも引き続き! どうしても面白い方にふってしまったり、余分に足してしまうので、もっといろいろなことをシンプルにしたい。

 

人と人をつなげる活動

コミュニティの小さいところではやっていたけど、これもやりたい。結果的に自分に戻ってくると信じて。

 

よく寝る

ロングスリーパーのくせに、ついつい夜更かししてしまうので。というか、余裕がなくなって動けなくなって、動けるようになった頃には夜遅い、というのが本当です。そろそろ歳的にもごまかしきれなくなってきたので、いいかげんやめたいなー。これを書いている今すでに夜遅いので守れてないですが。。

 

どうぞどうぞ、おつきあいのほどよろしくお願い申し上げます!

 

2015年も終了のお知らせ(2015年の振り返り)

決心をしてブログを作ったはいいものの、続かないまま2015年もまもなく終わりを迎えようとしています。いつも心の中で、書きたいとは思っています。12月はアドベントカレンダー的に毎日更新する計画もありましたが浅はかでした。反省はしています。来年の続け方を考えねば。。

というわけで、今しか書けないのでなんとか滑り込んで、今年の振り返りを。

 

今年を一言で言うと

特に仕事では、変化の大きい年だったなと思います。会社(無名)の看板をしょって外に出るようになり、すごい方とたくさん出会って刺激をたくさんいただきました。一方で自分の無力さやキャパシティのなさを思い知り、切なくて悶々としていました。

 

仕事面の振り返り

小さいコミュニティ(会社)の中では、自分の取り組みで変化を生み出すことができ(具体的には広報の価値を知ってもらって動きやすくなった)、白目むきながら走り続けた甲斐あって、成果があげられたのではないかなと思っています。

次にできることは、この取り組みやノウハウを整理して外に発信していくこと。人間は感情の生き物で、自分の知っている価値観以外は理解できないんだなということもこの1年で嫌ほど感じたので、知らない人の役には立てるんじゃないかと感じています。

広報が「メディア掲載を目指すもの」であるならば、私は何も仕事をしていないのですが、まずは自慢できる会社になるよう整えるのも中小企業の広報の役目かなと。私のような、引っ込み思案でコミュニケーションが得意とは言えない人でも、広報として価値を発揮する戦い方をつくりだしたい。

無名の会社の人は、その人自身がおもしろいと思ってもらわないとなかなか継続的な付き合いにつながりにくいです。私は言いたいことを外に広く言える発信体質がまだないので、付き合ってもいいかなと思ってもらう確率が少ないだろうと思っていて、だからこそ、ブログやSNSなども含めた「おもしろい」と思ってもらう努力の必要性を感じています。今主流になっている「広報」仕事とは違うやり方になるので、また新しい挑戦になっていくと思いますが、来年には小さいこと一つでも、社会的な成果を出したいです。

 

プライベートの振り返り

仕事に多くを費やしたので、とにかく仕事以外では付き合いの悪い1年になってしまいました。。休みの日に仕事をしていたわけではなかったのですが、精神的に遊ぶ余裕がなかったです。気づけば主人とばっかり出歩いていました。友達と一緒に過ごす時間も大切にしたいので、来年はもっといろんな人と遊びたいな。

余裕がないくせにどこまでも欲張りで、テンションの生き物だなと痛感する1年でした。「足るを知る」がここ1〜2年のテーマでしたが、まだまだ諦めきれないことがたくさんあるなあと。もうすぐ30歳になってしまうので、じたばたするのは家の中だけにしたいです。

目先ではもうちょっと綺麗になる努力をしたい。最近「身体に良い」料理のレシピ本を何冊か買ったので熱が高まっているのですが、お菓子も自分で作りたいなと。自分で自分をコントロールできるようになるのが来年の目標です。

 

ちなみに:2015年の目標

書き残っていたのがあったので自戒を込めて晒し上げる。

◎自分のメディア化

◎怖がらない

◎素早い決断

◎余裕を持つ

◎足るを知る

◎無知を知る

◎おしゃれになる

◎センスを磨く

◎主催イベントをする(人と人をつなげる活動)

 

読み返すと、概ね近いところに向かっていたように思っていますが、まだ結果が出たとはいいがたいので、引き続き取り組んで来年末に何か進歩した成果を出せるようにしたいです。こんなにキャパシティが小さいのに、「余裕を持つ」とかできるのかな、、笑

 

2016年もがんばります。どうぞよろしくお願いいたします!

SNSを広報に活用する方法(「IT女子が日本経済を動かす」レポート)

10/30(金)に毎日ホールで行われた、Twitter, Facebook, YouTube, LinkedIn 女性広報トークショー「IT女子が日本経済を動かす」に参加してきました。

 

▼イベント詳細

https://mainichimediacafe.jp/eventcal/list/?d=20151030

 

毎日新聞での記事

http://mainichi.jp/select/news/20151031k0000m040137000c.html

 

(なぜかプレビューがでない。。)

 

普段広報をしていて、SNSもそれなりに使っていて特性もある程度わかっているつもりだったのですが、改めていろいろお聞きできて発見もありましたし、自分の活用法を見つめ直すきっかけにもなりました。

 

いくつか心に残ったものはその場でもツイートしたのですが。

Twitterはモバイル率80%以上、Facebookはモバイル率90%以上だったので、動画だと少し下がるのだなと思いながらもそれでも多いなと。電車でも動画見ている人はいますし、若い人は動画を音楽として聴いていたりもしますね。ユーザ属性等は公表していないとのことで残念ですが、チャンネルを作ってAnalyticsを使うことで、自分のチャンネルの視聴者属性はわかるとのことでした。

 

 「ありのままのビジネスプロフィール写真」とは、結婚式などでドレスアップしたとかの晴れの日の写真ではなくて、普通の時やビジネスでの証明写真的なものとのこと。ちょうどLinkedinはいろいろ触ってみていて、この日に私も自分のアカウントを更新していたのですが、はたして14倍見られるようになるのか、、?

Linkedinは「社員も巻き込んで使うべし」「社員のプロフィールも管理すべし」とのことです。社員のキャリア等ありのままの情報が載っていて、紐付いているその会社のページを求職者が見るようになっているからですね。ただ実際の管理はなかなか大変そうです。。

 

Facebook直伝、Facebookページの運用のコツ。「ブランドの世界観を反映」「他で見られないもの」「おもしろくてシェアしたくなるもの」。なるほどと思うものの、言うは易く行うは難し。あらためて見直さねば!

 

Twitterは想像以上に「今」「わかりやすさ」が求められていて、自分のイメージよりもリアルコミュニケーションの延長にあるものだなと感じました。キャッチコピー的なものは反応されづらいこと、間違えたら謝るのがポイントというところも。あとは「普通のツイートは炎上しない」というのも、 いかにTwitterに情報が溢れているかの裏返しかなと(1日5億ツイートだそうです)。

Facebookのニュースフィードで見られる記事数は1日1500記事だそう。確かに何回もリロードして流し見しているかも。人とつながることで学びがある、というのは私自身痛感していることです。Facebookをそのように使って恩恵にあずかっている自覚があります。情報って持っている人のところに本当に集まるんだなと。。

ちなみにLinkedinは「時間を投資して情報を得る場所」「プロフェッショナルのタウンページ」。Instagramは「クリエイティビティでつながる場所」。インスタは、1日の平均利用時間21分、日本での月間アクティブユーザー800万人だそうで、今後が気になるSNSのひとつです。

 

今回のお話全般で一番心に残ったことです。どのSNSを使うにしても情報が溢れていて、ただ発信するだけでは知ってすらもらえない時代に、ひとりひとりに向き合ってひとつひとつ届けるように発信することが大切なのだなと感じました。

 

ちなみに、イベントでハッシュタグをつけてツイートするのは初めてで、少しリツイートされたりお気に入り登録されたりしただけでちょっとびっくりし(びびり)ました。。この時点で自分はSNSを活用できてないなと痛感w

ハッシュタグ「#広報女子」でこのイベントの様子が追えます。

twitter.com

 

「広報に利用するコツ」より前に「どんな特性のSNSなのか」が気になっていたので、そこの話をたくさん聞けてとても勉強になりました(広報としては前者も気にしなければいけないのですが、、)。そしてインフラとも言える企業の広報の方々のご説明はわかりやすく洗練されていて、それをお聞きできたのも刺激になるイベントでした。懇親会でもたくさんの出会いと学びをいただきました。

主催者の皆様、登壇者の皆様、素敵なイベントをありがとうございました!