nekolog

ITベンチャーで広報の立ち上げをやっています。当ブログに記載されている内容は個人の考えであり、所属先の公式な見解を表すものではありません。

アドベントカレンダー 161201

ブログがどうにも続かなくて大変困っているのですが、今年はアドベントカレンダーが周りで流行っている? のでやってみようかと。去年はやりたかったのに初日に書けず挫折しました。続きますように、、

中身のない毎日更新ブログと、中身のある更新しないブログと、どっちがいいんだろう。極端だな。。

 

 

 

最近のいろいろ。

 

相変わらず外にも出ず、社内にいてこねこねする広報としてがんばっています。

社内こねこねのひとつとして、会社でWantedlyブログをはじめました。もともと少ないブログへのこだわりが仕事だけで発揮されて終わっております。ひーん。

ノヴィータWantedlyブログ

 

先日は、メディアのキーパーソンが集まったセミナーで、あのおされなチオベンを初めていただき、心の満たされる感じにものすごく衝撃を受けたりとか。

https://www.instagram.com/p/BNMXnmQDMkw/

ねんがんの! #bento #chioben #お弁当 #弁当 #チオベン #🍱

https://www.instagram.com/p/BNYiDxhjCry/

この間チオベンをいただいてから、おいしい #食事 や満たされる食事についてものすごく考えている。それまでも食べたいものを我慢せず食べていたし、 #料理 が苦手なこともあり出来合いもの含めておいしいと思うことばかりだったけど、この間のチオベン体験はそれを根っこから疑うほどのインパクトがあった。それはチオベンの素晴らしさはもちろん、私の感受性や価値観の問題もあって。余裕をなくし食べることに向き合えず、食経験をきちんと振り返っていなかったことを痛感。ただただおいしいを追求するだけじゃだめなんだなあ。欲張りを発揮するだけじゃなくて、満たされやすい自分を保って、研ぎ澄ませた感覚で食事と対峙し、味と心をつかまえにいかないといけないなあ。#cooking #eating #spoon #fork #cutlery #instagood #スプーン #フォーク #カトラリー

 

そして今日は、覚悟を持って狂信的に仕事をしている人との会話は充実していて楽しいなと思った1日でした。

 

こんな感じで。あと24日、続くかな、、?

71年間の重み、そしてこれから

今日は、広島に原爆が投下されて71年の日でした。広島にいたころからの習慣で、もちろん、式典を見ながら黙祷をしました。

今年の平和宣言は、5月のオバマ大統領の訪問もあって、すごく具体的な話が目立ったように思います。それもあってか、いつもは(首都圏では)NHKしか式典の中継をしないのに、日テレも中継をしていてびっくり。

あと、小学生代表が宣言する平和への誓いに、継承への話が力強くあったのが印象的でした。71年前のことだということは、語れる人の高齢化が課題であるということです。継承という意味では、歴史を報道してコンテンツを保有しているマスメディアの偉大さを感じますし、実際特別番組も増えているように感じます。ぜひ、マスメディアがずっと伝え続けてきた原爆関連のコンテンツを、歴史上のこととなり当事者意識が薄まりつつある今だからこそ、たくさん放送してほしいです。当事者から語られている情報をコンテンツとして持っていることは貴重だと思います。

 

毎年思うことですが、広島でない人にはあまり8.6を意識されなくなっているからこそ、私のように広島出身でたくさん原爆教育を受けたような「近い人」から、こうやって声を上げていくことが大切だと思っています。

広島や長崎で、平和記念資料館に行ったことがない人にはぜひ行って欲しいです! 個人的にはどちらも行ったことがある上で、贔屓目なしで考えて、広島は必ず行って欲しいです。原爆ドームを見るとどうしてこの形が残ったのかと思いを馳せられるはずです。資料館では遺品などの展示が充実していて、情緒的にどれだけのひどさのものかを感じられると思います。

(長崎の平和記念資料館は、情緒というよりは定量的に原爆の怖さを伝える展示が多いので、人によっては原爆のイメージが湧きにくい印象を持ちました。もちろん、行けるならぜひ行っていただきたいです!)

原爆の怖さを忘れないために、広島を離れても時々は資料館に行くようにしているので、私もまた行かねばと思っています。

一度きりの人生を。「another life」クラウドファンディング達成記念イベントに行って考えたこと

少し前のことになりますが、WEBメディア「another life」のクラウドファンディング達成記念イベントに伺ってきました。

greenfunding.jp

 

WEBメディア「another life」について

 
 
「「一日だけ、他の誰かの人生を」 というコンセプトで、1日1人のペースで、様々な人生を追体験できるコンテンツを提供しています。客観的な大きなことを成し遂げているか否か、ではなく自身の生き方に納得感を持つ方の半生のストーリーを配信しています。
 
非公式に聞くのは「個人版情熱大陸」とも呼ばれているそうで、これまで800人もの一般人(とはいっても界隈で有名だったり、顔の広い人で何かしら功績を収めている人)を取り上げています。
お時間がある時にぜひ読んでいただきたいのですが、記事の濃さがすごいです。誰よりも、他人の人生に興味があって、それを伝えたいと思っている方々なんだろうなというtのがひしひしと伝わります。ついでにいうと、聞き出す技術と伝える技術も持っている方々でないと、ここまで人を動かす記事は書けないと思うのです。
 

出ることに価値のあるメディア

正直、このクラウドファンディングでは、「どうして本なんだろう? 本が流通に乗っていないのであれば、WEBのほうが広く見てもらえるのに」と感じていました。それでも支援したのは、メディアとして応援しているからです。
私は身近にWEBがあるけれども、人によって距離感はいろいろ。WEBは広いのにまだまだ偏っているということが見えないでいました。自分のことを全世界で見られるのは恥ずかしい、という思いも、本という「軽くない存在感」に価値を感じる人もいる。もっと小さいコミュニティ(家族、親戚、隣近所)だけで見たい、という需要もあるはずだなと。
私にはこの考えはなく、ありえる展開として実感はなかったのですが、きっと、取材された人だからこそ見える世界なのだろうとイベントを通じて思いました。
 
「another lifeに出ている」という発言が幾度も聞かれたこのイベント。登壇者からも、掲載されたことがある聴講者からも、ひとつのブランドのように、口々に言われているのを聞いたし、私もそう思います。自己紹介がわりにしている人すらいるのは、絶大な伝達力とメディアの信頼感なのだろう、と。
自分の気持ちやバックグラウンドが丁寧にまとめられて可視化されて、広く伝わる。たとえその人が伝える技術を持たなくても。それはメディアの形式をしておきながら、まるでセラピー的手法ですらあるのかなと思いました。
 

一度きりの人生。それにどこまでも向き合い、隔てなく尊敬しているメディア

イベントに行ってみて、想像以上に「生きる」ということに向き合うアプローチのセッションが多く驚きました。メディアコンセプトからしてそうではあるのですが、このイベントは「すごい他人の人生」の話を聞くものと思っていたので、想像以上に聴講者への働きかけを感じました。
とりわけ個人的に刺さったのが、「明日死ぬなら後悔するか? 後悔する人生を」というスピーチ。後悔しない人生をとよく言われるが、後悔しないということは本気で取り組んでいない証拠なのでは、ということだそうです。
それを聞いて考えたわたしの答えは「後悔する」。いまはとても本気だし、何も成し遂げてないし、これからの人生をあてにしているし、絶対後悔する。でもまだまだ突き詰め切れていないなと思わされました。
人生は80年あったらラッキーなんだ。そう認識し、もっと納得感ある過ごし方をしなくてはと思いました。
 

応援しているからこそ期待したいこと

あくまで、個人的な考えではあるのですが、まだ気になる点もあり。好きだからこその戯言だと思っていただければありがたいです。

読んでいる方々にはどこまで伝わっているんだろう

いろいろな人の人生を読んで、刺激にはなる。けど、イベントでも思ったのは、すごい人がいる! にとどまるんじゃないか。まだ取り上げられていない私は少なくともそうでした。
記事を見ても明らかなくらい取材は丁寧だし、その人がすごいことはひしひしと伝わる、でも記事を読んでも一歩熱狂的になれないのには、インタビュイーと読者とをつなぐ何かが足りないのでは? とも感じてしまいます。
もちろん私の問題かもしれません。ただ、思うのは、ここに載っている人と私にはきっと共通項がない。そういう人に届けるための「つなぎ」になるところを丁寧に拾ったり、仕組化したりとかがあると、(人生にメタ情報をふって無機質的につなぐことがいいのかはわからないですが)他人の人生がもっと自分の人生と明確につながっていく気がしています。
今後狙っている展開として図書館構想があるそうなので、もしそこに、データベース的仕組みがあれば、と勝手に感じます。上記の懸念は解消するし、その人の人生をもっと後世に残して(経験知を利用して)いけるのではないでしょうか。図書館情報学を学んだ個人的には、よりその仕組みにもに期待したいです。(整理に時間やお金がかかりそうだけど。あと、前述した「無機質的につなぐこと」への建て付けも)
 

無名だけど熱意のある人のことも読みたい

何か成し遂げた人か、目立っている人がまだまだ多いので。もっと無名だけど、もっともっと熱意の溢れる人がいればあわせて取材してほしいです。
きっと今のメディアの価値は、この濃さの中でできあがっていることはもちろんわかっており、それを薄めないことは大事だと思うので、いれば、という程度にお願いしたいです。(周りの人の巻き込みや、情報提供が鍵になりそうですね)
 

これからも応援していきます。そして、私も一度きりの人生を!

ここでは言いたいことを言っていますが、素敵なメディアだと思っていますし、イベントに伺ったことでますますその気持ちは強くなりました。
この時代だからこそフィットするし、共感を呼ぶし、需要もあってうまくはまっているメディアなので今後に期待しています。
本については機会があったらギフトとして注文してみたいです。

自分の価値に向き合う覚悟、それによって変わったこと

またしばらくブログをほったらかしてしまっていました。

この3ヶ月もそこそこ怒涛で、新卒研修、広報対応、コラム執筆、人に会いに行く活動、、といったことをしていました。世の中のできる人には全然なんてことない活動量ですが、キャパシティがあまりない私には十分消耗できる活動量でした。

そういえば、昨年のこの時期にこのブログを作った気がします。ちっともブログは書けなかったですが(敗北)、1年での取り組みと、苦しみと、それに伴う心境の変化は私のキャリアの中でも決して無駄ではなかったなと感じています。

超できる人は社外にごまんといる。そんな人と今後も「付き合ってもらえる」価値をどれだけ持てるか。無知の知をどれだけ自覚できるか。できることをとにかく増やしたい、という思いで駆け抜けた1年でした。

自分の価値に向き合うのは苦しいけど、どうにかしたいと思ったら変わり始める

広報なのに発信が苦手、広報なのに人の目が気になるという弱点があり、「メディア掲載」に賞賛が集まりやすい状況でも特に掲載は取ってきていないため、今の広報職の基準だと、私には「広報の価値がない」「付き合う価値がない」ともいえるかもしれません。

ただ、何もできないからこそ、熱意を持って雑務をやったり面倒なことを二つ返事で引き受けたり、気遣いをしたり他人を誰よりも尊ったりしてきたつもりです。

また、価値というほどではありませんが、文章をそれなりに書くのはできるし、情報収集と整理、先回りして考えること、本質的なゴールに向かっていくのは比較的得意かもしれないと気付きました(※あくまで自己評価です。世の中もっとできる人がいることは重々承知しています)。対世の中だとまだできないけど、会社というクローズドなコミュニティでは勇気を出してできるということもありました。

自分の価値なんて今でもよくわからなくて、もともとのネガティブ思考も手伝って、少し気を抜くと弱点ばかり目を向けてしまいそうになります。それでも、何かが変わったり、変わりそうな時を見逃さず、苦しいけどまずは自分の等身大に目を向けて、苦しさを落ち着けて、その上でできるところから自分の行動を変えていければ、突破口が見出せるのだなと感じることが多くありました。

一方で、ひたすら駆け抜けるだけでは歳だけ取るし、目標がなければ最短での達成は難しいなということも実感しました。今までは若手枠だったからそれでもよかったですが、これからはそういうわけにもいかなくなるのだなと覚悟しています。

これからについて。「広報活動の体系化」始めました

最近、自分の価値になりそうな活動のひとつとして、広報活動を体系化して考えるということを始めました。それもこれも、感覚だけでなくてきちんと説明できるように理解しなければならない必要性を感じたからです。そして、曖昧だと言われている広報の評価基準を決めて、自分の立場を向上させていきたいなと思ったからです。

今の会社でも、広報としてよくある動きに対し理解を得られないことが多く、私からしたらすごいがんばった(もしくは私の立場からしたらありえない奇跡が起きた。ラッキーパンチ含むw)それがどのくらいの価値かをどうしてもわかってもらえない壁にぶちあたっています。

(上層部の一部にはうっすらとは理解をしてもらっていて、激励をもらったり、この体系化のプロセスに協力してもらっています。ここまで入社して2年近くかかってしまいましたが、、)

広報の守備範囲は広くなるばかりで、広報という職種を企業は求めているのに、ちゃんとしたやり方を教えてくれるところはほとんどないという状況が続いています。そして、広報の感覚がない人にとって、広報を評価できるのはメディアに出た時で、結果としてメディアに載ることを考える広報ばかりが増えて行く。それはやっぱりおかしいと思うのです。

正直苦しい思いもたくさんしていますが、リアルに苦しみを体験し、理解してもらう過程でそれを体系化して整理をしていくことで、メディアに載る手腕を持っているだけにとどまらない、もっと土台がしっかりしてビジネスに貢献する広報活動を、他の企業様に広げていけるのではと考えています。

まだまだ活動は始まったばかりですが、プライベートとのバランスを考えると、あまり時間もかけていられないので、二兎を追って二兎を得るくらいの勢いで6割くらいは一気に形作りたいです。

その他。最近の発信活動について

TwitterFacebookでは気になる記事を随時発信したり(Twitterの方が記事発信色が強いです。Faceookはもっと会社活動的なものも含みます)自社メディアで記事を書いたりしています。もしよろしければこちらもご覧ください。

twitter.com

www.facebook.com

 

ワーママ向けの自社メディアで書いた記事はこちらです。ワーママとよく働く経験が多かったので、ワーママ周りの人枠で書いてみました。

laxic.me

 

がんばって生きて、そこで感じたことをもっと(今よりもっと!)発信できるように努めます!

 

まもなく歳をとります(20代の振り返り)

私事ですが間もなく30歳を迎えます。いまは夜なのであと数時間、、!
20代はもっといろんなこともできたかな、、と思う一方で、田舎者で平凡な人間の割にはあれやこれややって幅が広がった10年でもありました。

大学生@20歳〜23歳

1年浪人して19歳でひとり愛知の大学に進学(高校の同級生で愛知に進学した子はいなかった)。1年生の夏に愛知万博でアルバイトをし、大学で友達ができ、「帰る場所」ができた私が次にコミュニティを見出したのが当時流行っていたmixi。自分でコミュニティを主催し、人をつなぐ活動を始めました。オフ会を企画したり、音楽イベントをやってみたり。。大学卒業と同時に東京へ引っ越してしまったので、いまはあまり強い結びつきはないですが、できた友達の何人かはいまでも繋がっています。
自分自身のコミュニティ観はここでできましたし、いまの仕事にも活きています。当時は広報になるなんて思いもしなかったけど、いま考えるとこういうところは広報向きだったのかもしれません。我ながら人生わからないなと。
「社会人になったら遊べなくなるよ! 今のうちに遊んでおいた方がいいよ」と先輩に言われてピンとこなかったのも覚えています。当時は社会人の友達とよく遊んでいたのですが、土日に遊びを全力で楽しんでいたメンバーだったのもあって、社会人になる怖さは全くなかったです。

前職のITベンチャー@23歳〜28歳

大学では図書館情報学(情報の蓄積と検索)を学んでいて、当時ロボット検索のはしりでSEOに興味があり、自社WEB担当を志願したのが、いまのキャリアにつながってきています。
会社は東証マザーズに上場、そして1年も経たず(当時最短)一部に指定替え。社員も150人ほどしかいなかったのに、在籍5年で800人に。社長直轄の部署にも1年半くらいいて、スキル不足を痛感し、苦しいこともたくさんありましたが、この時期に経験できて本当に良かったと思っています。
WEB担当や広報、管理会計部署など、経営に近いところで仕事ができたおかげで、ビジネスについてもたくさんの学びがありました。入社当時に研修を受けた主力事業のサービスを、4年後に売却したのは衝撃でした(4年前にサービス概要を学んだ研修が、今やると無意味になったという事実が何よりショックでした)。ビジネスに絶対などないということを学びました。
怒涛の5年間で、人からの評価が気になって気になって評価がよくても悪くてもめげていた私が、大概のことでは動じなくなるくらいは図太くなりました、、笑

結婚@27歳

在職中には社内結婚。年の差婚ですが、私を必要以上に下に見ないでいてくれるのでとてもありがたいです。この人以外考えられない、と思える人と結婚できて幸せです。仕事の立場も高いですし、感情が激しく振れる私とは違って仕事も淡々とこなせるタイプで学ぶことも多いです。
入籍から3年弱、結婚式から2年経ち、先日式場でアニバーサリーディナーをいただいてきました。今後もここに定期的に来れるよう、関係を続ける努力をしなければいけません。。

現職@28歳〜

現職ノヴィータでは、広報の立ち上げと言いながら、社内コミュニケーションを主にやっています。コミュニケーション不足ってこんなに重大な問題なのだな、と実感。規模が小さいからこそ、一人一人と距離が近いからこそ、コミュニケーションが生まれるようなしくみを作るだけで劇的に変わっていくさまを見てきました。
社外のすごい人にもたくさん会えて、自分自身の幅も広がりました。多くの方とSNSでつながっていただき、とてもありがたいです。刺激をいただいているばかりなので、30代はもっと還元できるようにしたいです。

まとめ@まもなく30歳

そう考えると、キャパシティが低いなりに欲張って全てを手に入れてきたのかもしれません。
今後、妊娠出産やさらなるキャリアステップを望んでいますが、きっと妥協せざるを得ないポイントが見えてくると思っています。仕事は好きだし、頼られるのも好きだし、できることが増えるのも好き。社会人8年目を迎えるけれども、まだまだ自分のスキルが足りているとは思えないし、仕事人としてもっと大成したい思いは強いです。欲張りで完璧を目指したいタイプと自認しているので、限界を楽しめるようになるにはまだもう少しかかりそう。
あとは「人のために生きる」を大してやったことがないので(結婚したのに、、笑)、そこも自分の幅を広げてくれるのではと楽しみにしています。

10年後にまた、楽しかった、私らしかったと思えるようにがんばっていきます。引き続き、どうぞおつきあいのほどよろしくお願い申し上げます。


「そこまで攻めない広報」勉強会レポート

先月末のことになりますが、ジオコードというWEBマーケティングの会社で広報をされている加藤さんの広報手法について勉強しに伺いました。

atnd.org

www.facebook.com

 

こちらの会社で有名な福利厚生は、いろいろある中でも「サッカー休暇」と「無料軽食制度」。

www.geo-code.net


特に「サッカー休暇」はワールドカップの開催時期に、テレビ6局12番組、新聞6紙9記事、WEB8媒体10記事に露出したとのこと。取材依頼自体はもっとあったそうで、広報のことをご存知だとわかるのですが、IT企業ではなかなかない数です。

 

「そこまで攻めない広報」のポイント

この勉強会でたくさんのことを学びましたが、特に以下のポイントが心に残っています。

 

絵作りできることをGoogleストリートビューでアピール

一般にIT企業の広報ネタは絵にならないので(サービスがPCやスマホの中で完結してしまうので動きが少ない、わかりにくい)取材されにくいと言われています。

Googleストリートビューで「絵作りできるよ」アピールをするというのは、私の中にない発想でした。ジオコードさんの場合は会社全体でおもしろいことを奨励する雰囲気があって、ブログ掲載の写真ではなくてよりオフィシャル感のあるGoogleストリートビューで「おもしろい雰囲気を伝える」ことによって、本気でおもしろいことが伝わりやすいのかなと。実際のGoogleストリートビューを見ればわかると思いますので、ぜひご覧ください。

 

インターネットを活用した情報発信を行っておく

加藤さんいわく、ブログなどインターネット上で発信することによって取材依頼につながったりするそうです。私自身も前職で同じような経験があるので確かに効果的だろうなと思うのですが、いろいろ状況が悪く自分はできていないなあ、、(反省)

また、会社のTwitterアカウントがあると広がりがあるとのこと。大手企業のTwitterアカウントと絡むことができたそうです。

 

露出しやすいストーリー

「時事ネタ・季節ネタ・政策」 × 「自社のサービス・商品・社内制度」

というのが大切だそうです。その上で、「いい画(動きがあるもの)がとれるか」「オリジナリティがあるか」「意外性があるか」「運」も大切になってくるとのこと。

すでにストーリーがメディア(取材依頼側)にあるのか、こちらからストーリーを料理して届けるものなのかも見極めていらっしゃるそうです。そこは確かに、担当者によって作り方は違うだろうなと改めて気づきになりました。

 

メディア対応の心得

メディアの方の立場になったつもりで振る舞いましょうなどと習うことは多いです。が、なかなか「立場になったつもり」を想像するが難しいのではないかとも思います。今回の勉強会では、具体的な対応方法を教えていただきました。

  • 「ご縁を大切にする」「忘れられないようにする」:信頼関係がとても大切な仕事だなというのは、自分の経験でも同感です。指名して仕事がくるような、信頼される仕事をしなければですね。。
  • 「即レス即対応」「ゼロ回答をしない」:メディアはネタを欲しているので、自社にそのネタがない場合に一緒に探すというスタンスはとても大切だと思いました。
  • 「取材スタッフを信頼して見守る」「何が撮りたいと思っているか察する」:メディア側は撮りたいものがある場合も多いので、それはむやみに止めないし、撮りたいものを察してその通りにすることもあるそう。もちろん、会社の方針などで止めざるをえないこともあると思いますが、できるだけ止めないという姿勢自体はメディアにとってありがたいと思うので、そのスタンスがメディアとの信頼関係にもつながっているのかもしれません。

とはいえ、取材対応をしている最中は、番組を意識するのではなく、視聴者を意識するということも大切にされているそうです。

 

従業員ファーストであることを忘れない

今回は福利厚生から取材を獲得した話だったので、最後にこのことをおっしゃっていました。確かに、目立つ広報ネタとして存在しているだけでは従業員のためにはならず本末転倒です。「広報ネタとしての福利厚生ではなく、そもそもは従業員が働きやすくなるための福利厚生である」ことは忘れてはいけないなと。

また、取材対応では従業員に対応してもらうこともあります。広報してサービスが認知される方が従業員の方に還元されやすい(商材が売れやすくなる、商材への期待値を高く持ってもらうなど)ということもあるので、そういう意味でも「何らかメディアに出ればよい」だけでなく、広報活動を進めていく必要があると感じました。

 

 まとめ

勉強会でも話が出たのですが、結論、「ジオコードさんの広報は攻めてる」ということがわかりました。。

私はもっともっと攻めたくないなーと思っていて、はてさてどうやって攻めずに広報をするのかなと考えてみています。攻めた事例しか聞かないし、攻めた成功例しか知らないし、本当にできるのかわかりませんが。ただ、やるからには何らかの成果は出していきたいなと気を引き締めております。

 

自分が感じていたことを改めて整理することができ、新しい視点もいただけてとても勉強になりました。加藤さんありがとうございました!

4年に1回のにんにくのひ(近況)

今日は4年に1回しかない日なので、そんな単純な理由でブログを書きます。書きたいことはたくさんありながら、忙しさにかまけてまとめ損ねているうちに新しいインプットが脳を駆け巡って上書きしてしまうこの感じ、ほんともったいないとは思っています。。
今年ももう2ヶ月経ってしまいました。昨年とは違う手応えとやりがい、一方で実力以上の挑戦も増えていてありがたい限りです。まもなく30歳、これからに向けてブラッシュアップを重ねたいです。

ここ半年、すごい人がすごい人を紹介くださる連鎖の中にいて、大したことない自分に情報やご縁がたくさん寄せてきていて、それをなんとか自分のものにするのに必死です。SNSで繋がっていただけるだけでありがたいのに、その方から今一度お会いしたいと言われてものすごい動揺したり。意味ない時間だったと思われないようにしなきゃ。
人のご縁だから、温かいうちに、感情に配慮して。という自分の中での原則ができつつあります。

私には何もないからこそ誠意は忘れない。

広報業務も、何を広報とするのかというジレンマもあるのですが、「宣言してナンボだ」という先輩方のありがたいお言葉をいただいて少し吹っ切れました。メディアリレーションはあんまりやっていないけど(商材的にも地味だし)、社内外コミュニケーションはたくさんやってる。事業計画がわかるといいよ、って会社の偉い方に言われたので、勉強して事業計画のわかる広報になるぞー。

具体的な話はまた近日中にまとめます!